- 1. 登場人物
- 2. 事業内容
- 3. 導入の背景:「調査に1日」「情報が多すぎて見落とすリスク」現実との戦い
- 4. なぜFelo Enterprise:「結局Felo Enterpriseが一番“現場に優しかった”」
- 5. Felo Enterprise導入効果①:「1日かかっていた調査が、30分で終わる、調査工数を90%以上削減」
- 6. Felo Enterprise導入効果②:複雑テーマも短期間で把握、部署横断の意思決定スピードを向上
- 7. Felo Enterprise導入効果③:個人のナレッジを組織全体で再利用できる仕組みが構築可能に
- 8. 今後に向けた期待:Felo Enterpriseで営業と経営をつなぐ情報循環を自動化
- 9. 締めくくり
社内外の調査、分析、資料作成──こうした業務の中核を担う情報活動において、「生成AIは本当に現場で使えるのか?」という問いに、明確な答えを出した企業がある。
株式会社アシストのCX本部新事業共創推進室では、AI検索スタートアップFelo株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:司馬 雲瑞 )が提供する「Felo Enterprise」を新事業共創推進室に導入し、製品調査の効率化や提案準備の高速化を実現。実際にどのように使われ、どれほどの効果があったのか。現場の生の声を届ける。

登場人物
- 株式会社アシスト CX本部 新事業共創推進室 松山 晋ノ助
- Felo株式会社 広報担当 Charles(以下、Felo)
事業内容
導入の背景:「調査に1日」「情報が多すぎて見落とすリスク」現実との戦い
- ・導入背景:膨大な情報と“スピード要求”に悩む現場
松山氏(アシスト): 新事業共創推進室では、アシストが新規に取り扱う製品を発掘するために毎年約4,000件の新技術/新製品の情報を収集しています。そこから詳細な調査を実施する対象として1000件ほどを精査し、さらに数100件を実際に見ていくというのが通常の流れですが、「手が足りない」というのが課題でした。
チームメンバーは8人。他の業務も進めながらではひとつの製品を調べるだけで1日がかりになるケースも多く、 “面白そうだが時間が足りず見切れなかった”プロダクトが山ほどあるのが実情です。
なぜFelo Enterprise:「結局Felo Enterpriseが一番“現場に優しかった”」
- ・他の生成AI機能実装プロダクトとの比較検証を実施済み
- ・検索ソースの多さ、UI/UXの使いやすさ、レスポンス速度が決め手
- ・「考えて返してくれる」ことが実感できることに優しさを感じた
松山氏: 生成AIはもちろん調査対象でもあり、多くのプロダクトを評価しながら自分たちにとって使えるものも探していました。。ただ、こういった検索・調査を売りにするプロダクトであっても回答があっているかどうか確認に時間がかかったり、ハルシネーションで逆に手間が増えることも多かったんです。Feloを初めて触ったとき、検索結果が深くて早いのが驚きでした。
Felo Enterprise導入効果①:「1日かかっていた調査が、30分で終わる、調査工数を90%以上削減」

松山氏:
今までは複数のWebサイトを個別に調べて、内容の重複や矛盾を整理して……と時間も労力もかかっていました。Feloを利用すると、、調査自体がまず自動化され、更に体系的なアウトプットとして返してくれます。さらにその結果をリンクやドキュメント、PowerPoint形式のアウトプットなどでそのまま共有できるので、「調査結果を資料にまとめて社内に展開する」手間も激減しました。今では1つの製品につき初期調査が「5分調査+15~30分読解」で済み、以前の90%以上の工数削減が実現できています。
Felo Enterprise導入効果②:複雑テーマも短期間で把握、部署横断の意思決定スピードを向上
- ・部署横断型委員会をサポート
- ・技術職以外(営業・管理職)でも、スムーズに情報整理、・共有が可能に
- ・従来34ヶ月かかっていた調査→1ヶ月以内に解決・次の提案フェーズへ
松山氏: 我々の室内だけでなく、部署横断型の委員会でもFeloを導入しました。ここには多様なメンバーが参加しており、もともと技術調査に慣れていない人も多いのですが、Felo Enterpriseのおかげでテーマに沿った情報をすぐに整理・共有できるようになりました。
「量子コンピューティング」「リモートテイスティング」などの複雑なテーマも、以前は3ヶ月ほど調査してようやく概要が掴める程度でしたが、今では1ヶ月以内に様々な情報を整理した形で把握することができ、「次に何を検証するか」の段階に早いタイミングで入れるようになっています。
Felo Enterprise導入効果③:個人のナレッジを組織全体で再利用できる仕組みが構築可能に
- ・ベテラン社員の知見をそのままAgent化し、ノウハウを形式知として蓄積
- ・誰がどのようなAgentを作成・活用しているかを可視化可視化でき、調査力の底上げに直結直結
松山氏:我々の中には、10年以上新製品の発掘を続けているベテラン社員もいます。彼らの“調査における作業の順序”や“見ているポイント”をそのままAgentに落とし込むことで、ノウハウの形式知化が実現されます。また、社員がどのようなAgentを作ったか、どう活用しているかが管理できるようになるため、社内全体の調査力や結果の再利用性もぐっと高まると感じています。
今後に向けた期待:Felo Enterpriseで営業と経営をつなぐ情報循環を自動化
- ・営業/技術が複数商材の情報を正しくを扱える体制づくりを構築
- ・“AIが定期的に最新レポートを配信する”という習慣を定着させ、組織全体の情報感度・意思決定スピードを底上げへ
- ・今後はAgentによる「スケジュール実行・自動レポート配信」で、経営層から現場に至るまで正しく新鮮な情報が自動で届く仕組みを構築
松山氏: 現在は、一部の営業メンバーにもFeloの展開を検討しています。企業情報や組織改編情報の調査、商材ごとの提案資料の自動作成など、Felo Enterpriseがあれば1人で多くの情報を正しく扱えるようになり、精度の高い営業活動が実現できることが期待されます。また、今後は「Agentのスケジュール実行・レポート自動配信」が実装されることで、「毎週月曜9時にAIが特定のテーマに関するレポートを自動で届ける」といったことが当たり前になると、経営層から現場層に至るまで幅広い情報循環が自然に回り出し、組織全体の情報感度が一段階上がると考えています。
締めくくり
“生成AIを入れたけど、使われなかった”。そんなケースもまだまだ多い中、アシストがFelo Enterpriseを通して得つつあるたのは、調査の効率化・ノウハウの継承・提案力の底上げという、目に見える成果でした。
「誰が使っても、素早く正確なきちんとアウトプットが出せる」を実現する Felo Enterpriseは、“現場で本当に使えるAI”として、お客様対応DXの土台を支え始めています。
■ 会社概要
Feloは、日本市場に特化したEnterprise AIアプリケーションのリーディングカンパニーとして、これからも企業のイノベーション創出と業務基盤の高度化を支援していきます。
社 名 Felo株式会社
所在地 東京都千代田区丸の内1丁目5−1 新丸の内ビルディング10階
設立年月 2024年7月16日
資本金 500万円
運営 URL:https://felo.ai/ja/search
■ 本件に関するお問い合わせ
Felo株式会社 広報担当
E-mail:[email protected]
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